不妊症とは不妊の原因基礎体温周期療法漢方薬

原因はなんだろう

妊娠しやすい状態に持っていくには、 何よりも女性は子宮の温度を保つことです。それによって卵巣・子宮の血液の流れがよくなり、質の良い卵子ができ、子宮内膜が柔らかくなります。

中医学では、気・血・精(き・けつ・せい)に注目し、不妊の原因を探り、一定の温度を保つように子宮の状態を整えます。

気と血(き・けつ)

女性特有の月経、妊娠、出産、授乳のおおもとは血(けつ)です。しかし、血だけでは充分に機能することはできません。気の助けがあってはじめて血は力を発揮できます。
気と血それぞれに、不足した状態と、流れが悪く滞った状態のトラブルがあります。

画:気血



気と血のトラブル表

からだの根本は腎の精(せい)

精

とは、人の成長発育を促進したり、性行為妊娠出産などの性機能や生殖機能を維持する生命エネルギーのもととなる物質です。


この精は父と母から受け継いだ先天的なもので、五臓の中の「腎」に蓄えられているため、腎精(じんせい)と言います。
つまり腎が元気で、腎精が十分にあれば、女性の生理つまり月経・妊娠、出産、授乳は正常に機能します。もし腎の機能が低下したり、腎精が不足すれば、「腎虚(じんきょ)」という状態になり、不妊や閉経などの原因となり、流・早産の可能性も高まります。

精不足

イラスト:腎虚を元気に「腎虚」は簡単に言えば「老化」のことです。高齢で妊娠をお考えの方は「腎虚」を考えないわけにはいきません。また男女問わず最近は、若くても腎虚の方が多くみられます。

漢方薬では、腎の働きを良くする補腎薬、滋陰薬を使います。

とにかく体を冷やさない!

不妊症の方は基礎体温が全体的に低く、35℃台の傾向にあります。高温期でも36.5℃ほど。手足が冷えやすく、夏でも厚手の靴下をはいているようです。これは。腎の機能のうち、体を温める原動力である「腎陽(じんよう)」の働きが低下している兆候でもあります。

腎陽が低下していると、黄体ホルモンの働きが弱くなって、受精卵が子宮内膜に着床しづらい状態になってしまいます。
体を冷えから守り、食生活では夏でも冷たい物をとりすぎないようにして、胡椒やシナモンなどのスパイス類、黒ごまや黒米などの黒い色の食品、えび、鶏肉など体を温め腎を補う食材を、適度に取り入れましょう。

腎陽不足には↓

月経と深く関わる他の臓腑

かん月経のリズム担当をしているのがで、28日前後に月経がくるのは肝の働きです。受験やいろんなストレスで、月経が狂った経験があると思います。ストレスなどで肝の機能が乱れたためです。このように月経が早まったり遅れたりする場合には、一般に疏肝薬を用います。


脾月経の材料は血であり、この血は食べ物や栄養分から脾胃(胃と腸などの消化器系)の働きを通してできるもので、その機能が十分でなければ、血が不足して、月経が遅れます。ひどくなると若くても月経が止まり、不妊の原因となります。


五行説と五臓のはたらきについては↓